咬み合わせと歯科疾患

意外と皆さん気づいておられません・・・

◆咬み合わせと歯科疾患について◆

“歯磨きを毎食後きちんとやっているし、定期的に歯医者で歯石を取ってもらっているのに歯がぐらついてきた。
歯医者に行ったら「歯槽膿漏ですね。もっと歯を磨いてください。」と言われた、という経験はありませんか?
意外と自覚はありませんがこのような場合、日中の歯のくいしばり、夜間の歯軋り(はぎしり)、習慣的に固い物をよく食べる、いつも左右どちらか一方で咬む癖があるなど咬み合わせによる問題が多いです。
他に以下のような経験が一つでもあれば咬み合わせの問題を疑うべきです。

こんな経験はありませんか?

虫歯でもないのに歯が全体的にしみる。➡ 歯の表面が見えない程度に破壊されている。
歯茎(はぐき)付近の歯の表面が欠けたように磨り減っている。
歯の先端が全体的に磨り減っている。
いつも同じところの詰め物や冠が外れる。➡ 部分的に強く咬んでいる証拠です。
同じ側の歯ばかりどんどん抜かれた。➡ 人に言われたことがなくても眠っているときに歯軋りや、くいしばりをしている可能性があります。


① ② ③は咬む時の力の入れ過ぎ、くいしばり、歯軋りなどが原因です。
④ ⑤はさらに咬み癖も原因となっています。

 

【対策】

~日常生活で気をつけたいポイント~

通常、何もしていないときは、上下の歯は2~3ミリ離れています。
1日に食事中に咬む時間をトータルするとせいぜい5~6分で、それ以上、上下の歯を常に接触し続けると歯を支えている骨がいたんで歯がぐらついてきます。

自分の指を咬んでみて下さい。指が痛いなら力の入れ過ぎです。痛くない程度の力で食事を摂りましょう。
日中くいしばったり、いつも上下の歯をくっつけている癖がないか気をつけてみて下さい。
夜、歯軋りがあると言われませんか?
歯軋りは歯に悪影響を与えます。もしそうならば、寝る前にできるだけリラックスするよう暗示しましょう。
どうしても治らない時は、マウスピースをして歯に負担をかけないようにしましょう。
スポーツをするとき、気がつくと強く咬んでいることが多いですか?こちらも歯にかなりの負担がかかります。
競技中はマウスピースを入れることをお勧めします。
マウスピースは当医院で作製しております。患者さんのお口に合ったマウスピースをお作りします。
スルメのような固い物やガムを頻繁に(毎日のように)食べていませんか?これも歯にかなりの負担となっています。
こういったものはなるべく口にしないようお気を付けください。

 

歯の痛みやぐらつきにもいろいろ原因があります。カリエス(虫歯)や歯周病は第一に考えなければならないことですが、それらだけの治療では片手落ちで、一時的に解決するものの長い目で見て悲惨な結果になることも多くあります。